ウェブマップを作成する際は、マーカーの過負荷に注意する必要があります。小さい領域に非常に多くのポイントが集まると、重なり合ってしまい、有益な情報が読み取れなくなることがあります。 BatchGeoはこのような問題を軽減するだけでなく、地図内のデータをより理解しやすくするための機能を実装しています。
解決方法は明白に見えるかもしれません。地図上に表示するマーカーの数を減らすことです。しかしデータを失うことになるのでは?いえ、実際にはさらに多くのデータを公開することができるようになるだけでなく、地図にさらに多くの意味を持たせることが可能になります。
当社の地図クラスタリングアルゴリズムは、近いマーカー同士がお互いを探し、複数のマーカーを示す別のアイコンに置き換えます。アイコンはデフォルトでマーカー数でラベル付けされるように設定されていますが、特定のデータの平均や合計を表示させるように設定することもできます。さらにマーカーのグループ化を使用すると、カラフルなマーカーのカテゴリが各クラスタの円グラフで表示されます。
クラスタ化は、300以上の地図上の場所を表示できるようになります。地図を作成・編集する際に詳細オプションで設定できます。基本的なクラスタ化した地図はマーカー数を表示します。この数が大きいほど、クラスターを表す円の直径が大きくなります。
クラスタ化した地図をズームイン・ズームアウトすると、BatchGeoが表示できるマーカーの数を再調整します。クラスターをクリックすると、自動的にズームインして各マーカーやサブクラスターを表示します。
スプレッドシート内の追加データで地図がグループ化されている場合は、クラスタを表示する際に考慮されます。選択したデータのみが表示され、クラスタ内のグループは円グラフとして表示されます。
基本的な地図のクラスタ化は、マーカーの密度の高い場合に役立ちますが、平均と合計のオプションはさらに多くの洞察をご提供します。
地図上のクラスタ化を使用すると、2番目のオプションが表示され、マーカー内の特定のデータの平均を表示することができるようになります。たとえば、米国のすべての郡の収入の中央値があるとします。このデータポイント3,000以上であるため、クラスタ化に最適です。
これにより地図上の密集したマーカーが選択したフィールドの平均をラベルにしたクラスタに変わります。こちらをご参考ください。
データが大量の場合は、クラスタ化によって視覚的な乱雑さを取り除くことができ、地図に表示する情報を増やすことができます。
View 2015 UFO Sightings, sum clustering in a full screen map
マーカー数や値の平均は見る必要がなくても、特定のクラスター内の値を数えたい場合があります。この場合もやり方はほぼ同じです。
すぐに地図上に選択したフィールドの合計が、各クラスタのラベルとして表示されます。以下のような方法でもsumオプションを使用することができます。
BatchGeoのクラスタリングテクノロジーは、データ内の意味を明らかにするような、地図以上のものを作成することを可能にします。