地図上でデータをグループ化しインサイトを引き出す

 

BatchGeoを使用して Excelファイルなどのスプレッドシートを地図にする場合、たくさんの列に様々なデータがあるのが一般的です。使用しないデータはシステムがきちんと判断して処理します。簡単に使用したい場合は、該当の列を指定してグループ化機能を使用することができます。特定の要件を満たすマーカーのみを選択して残りを除外することもできます。グループを非常に具体的に絞り込めば、地図の裏側にあるストーリーについての洞察を得ることが可能になります。

Organize your map data for valuable insights

 

いくつかマーカーをグループ化してみましょう。最新の建物だけを表示したいとしましょう。

     
  1. 地図の左下にあるドロップダウンの上にカーソルを合わせると、グループ化できる列が表示されます。
  2.  
  3. メニューから「Built」を選択します。地図上のマーカーは、グループにより色が変わります。
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  5. 上位2つ( "2016-2012"と "2011-2007")を選択します。選択すると、選択したものに一致するマーカーを含むものでフィルタリングされます。
  6.  

次に2番目のグループを追加してみましょう。最新の建物はすでに表示されています。ここでは、最も新しい建物の中で最も背の高いものだけが表示されます。

     
  1. 左下にあるグループ選択メニュー上にカーソルを合わせます。
  2.  
  3. メニューから「Height (ft)」を選択します。一致する高さの範囲のみ有効になります。
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  5. 範囲の上限を選択します(“ 2717-1399”)
  6.  

 

tall buildings

 

これで、最も高い建物のデータの中の、特定のサブセットを表示することができました。ご存じの通り、最も高い建物で新しいものは、例外がいくつかあるものの、ほとんどが中国と香港にあることがわかります。

グループの選択を解除するには、各グループの「x」をクリックするか、グループメニューをクリックします。


 

地図にグループを追加する方法

該当のフィールドがグループ化可能だとシステムが判断する方法は2通りあります。

     
  1. 値は数値でかつユニークであるか、繰り返し値がほとんどない場合。
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  3. 繰り返しが多く、特にカテゴリや種類などの非数値の場合。
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グループ化可能な列はデフォルトで最初に表示され、マーカーはフィールド内の値と一致するように色付けされます。地図の作成中や編集中でも、Validate and Set Options画面のGroup Byフィールドからデフォルトを変更できます。

地図のグループ化を無効にする

地図でデータをグループ化しない場合は、簡単に無効化することができます。 Validate and Set Optionsから、Group Byオプションで「Single Color」を選択します。


 

地図のグループ化のしくみ

BatchGeoにデータを追加すると、各フィールドにどのような情報が存在するのかをシステムが判断します。通常は住所など地域名があれば特定することができます。地図化に利用できないものは、テキストボックスの説明に追加します。次に位置情報以外の値を探し、グループ化可能な列を探します。優れた洞察が、スプレッドシートのカテゴリや数値に隠されていることがよくあります。

理想的なグループ数は5つ以下ですが、さらに2-3のグループを追加することも可能です。数値の場合、データ内の値の分布に基づいてBatchGeoが範囲内で分散させます。カテゴリなどの繰り返しの値については、最も使用されているグループを選んで、残りを「Other」のカテゴリにまとめます。

1つのグループ内で複数の選択をする場合は、オープンマッチングアプローチを採用します。つまり、2つのカテゴリを選択した場合は、「この」カテゴリまたは(OR)「その」カテゴリを探します。複数のグループにまたがって選択する場合は、「この」カテゴリと(AND)「その」値など、限定的な一致での検索方法を使用します。 背の高い建物の地図を作成した上の例で、範囲を2年として、高さを単一の基準で絞り込んだ場合をご覧ください。

複雑な地図の作成を簡単に実現するためのインテリジェントな選択をされたと思います。視覚化できなかったものがある場合は、ぜひこちらまでお問い合わせください。まだデータをグループ化していない場合は、ぜひデータを使用して新しい地図を作成をお試しください。